淑女の皆様ごきげんよう。勝手にロマンスの管理人です。
さて今回は、ベルベット文庫 『花嫁はランの花に抱かれて』発売にあわせて、レノーラ・ベル作品をまとめてレビューいたします。
2/22(木)には、お試し読み&漫画で紹介&編集部座談会&レノーラ・ベル先生からのメッセージを大公開いたします!どうぞご期待ください!

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さて、レノーラ・ベル先生といえば、1作目の強烈なレビュー作『公爵のキスはココアの香り』、続編の『公爵とのワルツは秘密の匂い』の記憶も新しいことかと思います。
2/20発売の完結編 『花嫁はランの花に抱かれて』は、シリーズ完結編となります。
魅力的な登場人物。濃いロマンス。楽しく明るいお話ですので、是非ご一読を♪

さて、それではシリーズ1作目をご紹介!

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1作目 

『公爵とのワルツは秘密の匂い』 


旅行中の異母妹の身代わりとして、公爵の花嫁選びのイベントに出席することになった女子が主人公です。

伯爵家の血を引きながらも母が娼婦だったため認知してもらえなかった庶子であるヒロイン。母の借金や妹の未来を考え、身代わりになることを承諾。

一方の公爵様は、あまりにも個性的なヒロインにがっつり心をもっていかれてしまう…でもヒロインには秘密が…

という!まさにロマンスの超王道でありながらも、先が読めない物語に読むほうもドッキドキです。



と、文章で説明するのもアレですので、今回は、ロマンス小説ファンのイラストレーター、
コマさんに、本作を漫画で紹介してもらいました!
コマさんは、ハイランダーが登場するロマンスにはまって、こんなかんじでイラストでまとめてくださっている方でツイッターにいるロマンスファンたちを悶絶させております♪



それでは漫画はこちらです。よろしくどうぞ!!
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キャアアアア!最高にイケメン!リージェンシー!!!

なんとヒロインは、娼館の用心棒の日本人、ヤマモト・キュウゾウさんからジュージュツを習っていて、ちょっかい出してきた男が公爵様だと知らずに投げ飛ばしてしまうんですね!!!!!!

公爵様を!!!投げ飛ばす!!!ヒロイン!!!!!!

ロマンス小説を山ほど読んできましたが、ここまであっぱれなヒロインもなかなかおりませぬ。
また、タイトルの「ココア」。公爵様はココア工場を経営しているのです。
元々公爵になるつもりはなかったのですが、おうちの事情で爵位を継ぐはめになり、仕方ないから結婚しなければ。とりあえず飾りになる嫁もらっとくかなあ。ってかんじです。
でも、ヒロインに投げ飛ばされたことで物語があらぬ方向へと進んでいくのですが…

素敵な脇役が多いのですが、私の推しはヤマモト・キュウゾウさん!
なんで日本人が英国にいるの?と思いますが。このあたりは是非本作をお読みいただければと思います。

残り2作のご紹介漫画は、2/22オープン予定の特集で読めます。
コマさんの新作をお楽しみに!!!



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さて、2作目。
『公爵とのワルツは秘密の匂い』

1作目に登場したヒロインの異母妹が主人公。
身代わりの片割れのほうですね。

完璧な令嬢として育てるべく、親が過保護になりすぎた結果、男性を前にするとまともに話すことができなくなった主人公。
おかげで社交界で失敗ばかりしてしまい、田舎に引きこもることに。

そのまま引きこもっていたかったのに、イケメンすぎる公爵様のダンス相手になったことで一躍社交界に返り咲いてしまう。
無理やりダンスさせられた責任を取らせるために、勇気を振り絞って公爵の家におしかけるが…


1作目の突拍子も無い設定や脇役に度肝を抜かれた読者の方々も多いとおもいますが、2作目もすごいです。
いろいろありえないです。あれやこれや出てきます。

1作目では、(毒)親のいいなりになって弱気だった印象のある彼女ですけれども、田舎にひきこもったおかげで自分が本当に好きなものを見つけます。
自分の未来を手に入れるためには、親の期待をあえてうらぎるしかない。そう決意するのです。でも、自分が考えたとおりには進まない。
そしてそれは、お相手の男性である公爵様も同じ。
とある秘密をかかえる公爵様。二人の旅の行方は…

個性ある周囲の人物たちも含め、ラストに集約されていく物語の面白さを、是非味わっていただきたいです。


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そして3作目!2/20発売の最新刊!
『花嫁はランの花に抱かれて』


1、2作目に登場した、ちょっと変わり者の女子を覚えていますか?公爵の花嫁候補でありながら、奇妙なことばかり口走っていた不思議ちゃん。彼女が主人公です。

彼女が変人のふりをしていたのには理由があったのです。
なんと、彼女は古代インドの言語サンスクリット語が堪能で、インドに行って幻の愛の経典『カーマスートラ』を翻訳することが夢だったのです
(……えっ?)

なんとしても結婚したくない彼女だったのですが。
彼女の親が公爵との賭けに勝ち、娘の結婚相手として公爵の息子を「買い取って」きたのでした
(……は??)

絶対に結婚したくない二人。でも、結婚せざるをえない二人。期間限定の契約結婚&政略結婚にロマンスは生まれるのか。という。




いやー。とっても面白い話でした。フーー。
ご存知のとおり、管理人はインドが大好きなインドオタクなので、まさかあの1作目から登場している謎の天然女子がインドに憧れていて、『カーマスートラ』を翻訳したいためにずっと演技していたのかと思うと、最高に面白かったです。

『カーマスートラ』ってのは日本だと「愛の経典」みたいなかんじで、エッチな技術の指南書のようなイメージかもしれません。しかしこの経典はインドの古典で、王族とかのたしなみとして男女がどうお付き合いするべきか、というまじめな学問の本なのです。
まあ、でもそんなことより、抱腹絶倒な素敵なロマンスなので、こういう知識がなくても全く問題ないです。

契約結婚、政略結婚というのはとても人気がある設定ですが、本作はその両方があるいいとこどり!
とても惹かれあっているのに、結婚には全く興味が無い。
二人とも結婚することで夢が潰えてしまうのです。
なのに、心はどんどん動いていく。あああああああ(切ない)

1作目はココア。2作目はバラ。そして今回はランが登場します。
別シリーズとして続編はあるということですが、本作はこれでシリーズ完結編。
素敵な脇役たちが登場するお話がもっと読みたいです。
シリーズとはいえ、本作だけ読んでも全く問題ないので、新しいものから読みたい方は
どうぞ手に取ってみてください。


~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪

このシリーズのヒロインたちは、みんななにかしら抑圧を受けていて苦しんでいます。
でも、その痛みに気づき、自分でそこから立ち上がり、逃れようと前に進むのです。
自分が本当に好きなものは何か。新しい自分を見つけて旅立つ。そんな前向きなヒロインたちのパワフルな姿に心が洗われます。

また、ヒーローたちが素敵。みんな結婚したくない男なんですけど、ほぼ一目みたときからフォーリンラブなのを絶対にみとめたくない系です。
でも、一度気持ちに気づいたら、グイグイ押します。そういういい男たちです。

先が読めない、楽しい気分になるラブコメなので、ご興味がある方は1作目から通して読んでみてください。ほんと、面白いので!


では、2/22の特集をどうぞお楽しみに!!!



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