淑女の皆様ごきげんよう。ロマンスヒルズの管理人です。

ロマンス小説やライトノベルなどに関わっているロマンス業界の方々や
作家先生や翻訳者の方々に突撃インタビューする企画!
「ロマンスインタビュー」
第2回は、ロマンス小説を数多く手がけていらっしゃる翻訳家の高里ひろさんにインタビューさせていただくことになりました。ありがとうございます!!!

それでは宜しくお願いいたします!

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★勝手にロマンス大賞を受賞されたクリスティン・アシュリー著『恋の予感に身を焦がして』ですが、歴史モノとは違う現代モノっぽい砕けた会話などがとても面白かったです。この作品の翻訳でご苦労された点、楽しかった点はありますでしょうか。

51-OH5pgWNL高里:面白いと言っていただいて、とてもうれしいです! ロマンスもサスペンスもとにかくパワフルな作品なので、その勢いをそのまま日本語にしようと四苦八苦しました。
文体も、クリスティン・アシュリーの作品は、ヒロインが考えていることをそのまま文章にした一人称の文体で独特のユーモアがあり、そのおかしさが伝わるように工夫しました。

楽しかったのは、ヒロインと女友だちのあけすけなおしゃべりの場面の翻訳です。あと、”俺様ホーク”視点のエピローグがよかった!
 
★上記作品の「スーパー、ダブル、エクストラやばい」という台詞で爆笑したのですが、原書ではどうなっているんでしょう…?

高里:Super, Double, Extra uh-oh! です。
 
(なるほど「やばい」がuh-ohなのですね(笑))


51wssbJAG4L★切ない恋を描き読者を魅了しているミア・シェリダン著『世界で一番美しい声』ですが、本作について翻訳者としての思い入れなどあれば語ってください。

高里:『世界で一番美しい声』では、原作の静かな雰囲気を大事にして翻訳しました。訳しながら気持ちが揺さぶられるシーンがいくつもあって、すばらしい作品だと思いました。

この作品ですごくいいなぁと思ったのは、舞台がスモールタウンで、ヒロインとヒーローのふたりもごく等身大の人たちだったこと。華やかな背景や道具立てがなくても、とてもすてきなロマンス小説でした。

ミア・シェリダンの”星座シリーズ”はどれもすばらしい作品揃いなので、またご紹介できるようがんばります。

みなさまの応援がありがたいです。




51a95rDtGFL (1)★いままで翻訳された作品でオススメしたいものがあれば是非

高里:カレン・ラニー『伯爵とキスのつづきを』(扶桑社)を推薦させてください。
個人的に大好きな作品です。どちらも大人で常識人のヒロインとヒーローが、相手に出会って初めて情熱を経験し、いけないと思いつつどうしようもなく惹かれあっていくところがいいです。
エロティックな描写に目を奪われてしまいますが、ふたりが少しずつ相手の人柄を知っていく過程もていねいに書かれています。映像が目に浮かんできそうなすてきなシーンもいっぱいあります。もしよかったら、ぜひ!


★今手がけている作品は?(差し支えない範囲で…)

高里:あの作家さんの​​コンテンポラリーロマンスを翻訳しています。

(コンテンポラリーというと!もしかしてあの!ありがとうございます発売を心待ちにしております!)
 

★翻訳されるときのこだわりは?

高里:原作の文体や雰囲気ができるだけ伝わるように訳そうとつとめています。
 

★​​高里先生はロマンス小説がとてもお好きだとのことですが、好きなヒーローのタイプ、ヒロインのタイプがあれば教えてください

高里:優しいヒーローに惹かれます。
表面的には無愛想なのにじつは優しかったりするとどストライク。ヒロインは芯の強い女性が好きです。

 
★読者の方&インタビューを読んだ方々へ一言
いつも読んでくださってありがとうございます。
本が世に出るのは、手にとってくださるみなさまのおかげです
これからも幸せな気持ちになれるすてきな作品をお届けできるように精進いたします。
翻訳ロマンス小説をどうぞよろしく。Happy Reading!


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以上、いかがでしたでしょうか。
高里さん、お忙しいところ素敵なコメントをありがとうございました!
次回の翻訳家インタビューは、芦原夕貴さんを予定しています。お楽しみに!
→芦原さんの作品はこちら 

★勝手にロマンスインタビューはこちら

▼第一回
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ではでは。素敵なロマンスライフを!


高里さんの翻訳された作品はこちら!




 






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