淑女の皆様ごきげんよう。ロマンスヒルズの管理人です。

ロマンス小説やライトノベルなどに関わっているロマンス業界の方々や
作家先生や翻訳者の方々に突撃インタビューする企画!「ロマンスインタビュー」
第4回は、幅広いジャンルでご活躍されている小説家、上主沙夜先生にインタビューさせていただくことになりました。
ありがとうございます!!!それでは宜しくお願いいたします!
 
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★2017年6月に発売された新作『黒竜騎士の悩ましき熱愛』(蜜猫文庫)について、作者としてのオススメポイントを教えてください♪
 
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上主:謎めいた黒髪の軍服美丈夫が敬語でヒロインを溺愛するという、趣味モロダシのお話でございます。さらに幼なじみでもあり、ヒーローは初恋をこじらせまくってます。まずはそこらへんを楽しんでいただけましたら!

ストーリー的には溺愛ロマンス・ミステリ風味……といったかんじでしょうか。ヒロインには解かなければならない謎があり、ヒーローは大きな秘密を抱えています。

一方的に溺愛されるのではなく大きな愛でヒーローを包み込もうとするヒロイン、そしてヒロインを心の支えにしながらも抱え込んだ秘密に悩むヒーロー、それぞれの心情も味わっていただけたら嬉しいです。

→「黒竜騎士の悩ましき熱愛」はこちら

★『黒竜騎士の悩ましき熱愛』では、腹黒な敬語ヒーローが最高でしたし、『戦国花嫁 時空を翔ける恋』では実直なヒーローが素敵でした。ヒーローやヒロインは、どんなタイプが好みでしょうか。萌えポイントなどがあれば是非。

上主:ヒーローは外見的には逞しい美丈夫やクールな美青年、腹黒わんこなんかが好きですね~。
見た目とのギャップに萌えるので、美丈夫なら実はシャイで繊細だったり、クールビューティーなら心にマグマのごとき熱い想いを抱いてたりします。
一見すごく強そうで、実は精神的に脆い部分を隠していたりとか。そういうところをヒロインがフォローしてあげて、互いになくてはならない存在になってゆく過程を丁寧に書きたいと思っています。

ヒロインは、しっかりしているのに肝心なところで抜けていたり、物静かで控えめでもいざとなれば強いとか、振り幅が広いと書いていて楽しいですね。気の強いヒロインが一瞬泣きそうな顔するとか、おとなしいヒロインが思わぬふんばりを見せるとか、そういうところにぐっと来ます。こちらも結局ギャップ萌え(笑)。


★先生は『
鷹守諫也』『上主沙夜』の名義で、ライト文芸やティーンズラブなど幅広くご活躍されていらっしゃいますが、過去に手がけた作品でここでオススメしたいものがあれば是非教えてください。(ティーンズラブでなくても大丈夫です)

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上主:
もともと鷹守諫也の名義で少女小説ジャンルにてデビューさせていただきましたが、どうも作風はあまり少女っぽくないみたいで……(汗)。
現在、鷹守名義ではライト文芸(大人向けラノベ)を書かせていただいております。
コスミック文庫αの『仮面師は微笑(わら)う~レプリカ・アリス~』(美貌の仮面師と人間よりも人間らしいかもしれないアンドロイドのお話)、『白雪王子と残酷な童話たち』(殺人犯を見抜く目を持った大学生のお話)が近作です。
クールな美青年が活躍する、ロマンスとはまた違った人間ドラマをお楽しみくださいませ。

上主沙夜名義でもストーリーは大切に練っております。
ヒストリカルでは『嵐を呼ぶ花嫁』『戦国花嫁~時空を翔ける恋~』『黒元帥の略奪愛~女王は恋獄に囚われる』などが特にお勧めかな? 

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ファンタジーが大丈夫な方は『悪魔と姫君~契約は甘美なくちづけで~』『薔薇の運命~王子は偽りの花嫁を抱く~』などもぜひ読んでいただきたいところです。

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先生の作品はタイムスリップやファンタジー、舞台も日本や西洋など幅広いですが、プロットを練られる際や執筆する際にこだわっているところはありますでしょうか。

上主:基本エンタメ書きなので、どうやったら読者をびっくりさせられるだろう、感動してもらえるだろうといつも考えてしまいます。
起伏のあるストーリーにドラマチックな恋愛を絡め、ページをめくる手が止まらないような作品を作りたいです! 世界観やキャラクターの背景、実際書かない裏設定とか、無駄なことを考えてるとワクワクします(笑)。

プロットは最初にごく簡単なものを考え、思いついたことを片っ端から書き出して頭を整理して、各要素をつなぎ合わせたり入れ換えたりしながらストーリーを組み立てます。それからモデルにする地域や時代を決め、資料を読んでイメージをふくらませます。
ヒストリカルだと西洋中世風か近世風がメジャーですが、時代考証に無駄にこだわってしまうところがあって毎回悩みます。
ちょっと変わった世界観が好きなので、ありそうもない設定をわざと入れたりすることもあります。

執筆時は書くことだけに集中したいのでプロットはかなり詳細に作ります。脳内に浮かぶ光景を打ち出してる感じでどんどん進め、表現などは改稿の時に直します。最終的に著者校正で文章のリズムを整えます。リズムが悪いとスムーズに読み進められないので、気になるときは声に出して音読します。煩雑にならないよう主語を省略したりも。
あとは文面の見た目。同じ単語が並んでいるのがすごくいやなので、レイアウトに合わせて調整します。


今手がけている作品は?(差し支えない範囲で問題なしです)

上主:実は乙女系ではもうひとつ名義がありまして。サブのはずだったのがだんだんとそちらでのお仕事のほうが多くなっています(ちょっと微妙な気分・笑)。なので上主名義は少し先になりますが、騎士姫の冒険ロマンスや和風伝奇ロマンスなどを書かせていただく予定です。


★インタビューを読んだ方々へ一言

上主:拙作を読んでくださっている方もそうでない方もありがとうございます! 表紙イラスト(どれも素晴らしいです!)、あらすじ、タイトル、どれでもビビビと来たらぜひお手にとって(電子なら試し読みして)みてください。ひととき物語世界にダイブして目一杯楽しんでいただき、少しでもあなたの元気の素になれましたらさいわいです。

これからもロマンチック&ドラマチックなお話を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!


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以上、いかがでしたでしょうか。
上主先生の作家としての意気込みや作品への愛など、本当に勉強になりました。ありがとうございました!

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★勝手にロマンスインタビューはこちら→他のインタビューも読む

▼第3回インタビューはこちら
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ではでは。素敵なロマンスライフを!


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