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スウィッチBy アマンダ・ホッキング 


 淑女の皆様ごきげんよう。
数年前のこと。出版系の知人から「そういえばこんな作品が日本発売になるんだけど面白いからちょっと読んでみる?」といわれ、読んでみたらおお!けっこうこれおもしろい!ってことで、許可もらって勝手にレビューしたのがこの記事だったのですが。
今回もう一度レビューしなおすことにしました。

この作品、海外では元々自費出版だったんですけど、あまりにヒットしたもんで映画化権利も争奪戦でどこぞの会社が手に入れたとかとか。第二のハリポタとか第二のトワイライトとかとか言われてる人気作品です。
再レビューしようとおもったのは、本作、元々サンクチュアリ出版から出ていた本だったのですが、表紙もかわってゴマブックスが電子書籍してました。せっかくなので読み直してみました。

→ゴマブックスのアマンダ・ホッキング特集
→アマンダ・ホッキングについての東洋経済の記事

ロマンス小説では「ヤングアダルト」というジャンルになるお話。
つまり、10代少女向けの、ロマンス描写もチューどまりくらいのかわいいかんじのです。
有名どころだと、映画化されて大ヒットした「トワイライト」や
ヴィレッジブックスから出た「白い虎の月」みたいなかんじ。
「赤毛のアン」や「あしながおじさん」、「若草物語」や「高慢と偏見」も
全部このジャンルにぶち込みたい気持ちがいっぱいの
日本でいうとラノベ、昔だとコバルトとかホワイトハートとか
そんなイメージでよろしくです。

▼あらすじ

「私はいったい何者?」
6歳の誕生日に母親に殺されそうになって以来、
親の愛を知らずに生きてきた17歳の少女ウェンディ。
彼女は、ハイスクールでも周りと馴染めず、いつも問題を起こしては
「ここは自分の居場所ではない」という思いを抱えながら生きてきた。
そんな彼女の前にあらわれた美少年フィン。
彼はウェンディに衝撃の事実を告げる。
本当は、ウェンディは別世界の王女の娘(プリンセス)で、
赤ん坊のときに取り替えられた“チェンジリング”なのだと!?
美しくも恐ろしい未知なるマジカルワールドへ旅立とうとするウェンディ。
彼女を待ち受ける衝撃の運命、そして「本当の自分」とは……。


一行解説

実は私、異世界の王女様らしいんですよ


おお!これですこれです!別世界王女系!おまけに取替えっ子!
日本が誇る東洋風ファンタジー「十二国記」的な王道設定!
突然自分の世界にイケメンが現れ、「実はお前は異世界の王女なのだ」といわれて
連れ去られちゃうの!(麒麟は出てきませんが)

と、よくありがちな設定かとおもいきや、けっこうヘビーです。
ヒロインが本来属しているはずの異世界の住人たちは、人間社会に寄生していて、
こっそり赤ん坊の取替えっ子を行うのです。
で、成長したら迎えにいくのですね。

異世界の王女だったけど人間社会で育ったヒロイン。
幼い頃から現実社会になじめないだけでなく、最悪な環境で育ってしまう。
不幸のオンパレード。でも「私の世界はここじゃない」と思いながらも
前向きに現実を受け止めている健気なヒロインです。

で、結局異世界に行くことになるけれど、
異世界にいったら幸せになりましたとさ!という設定でもなく……
実の母ちゃんである女王様はそれなりにめんどくさくで強烈で、
王位継承争いとか異世界はもっと残酷で弱肉強食の世界でしたという…(汗)

そんな中、いままで背負ってきた不幸を弾き飛ばす勢いで
彼女を連れてきたイケメン男子に恋心を抱きつつ
彼女の現実と異世界の家族関係やらなにやらまためんどくさく絡みつつ
イケメンのお兄ちゃんがマジイケメンなのでハァハァしんぼうたまらん。なわけです。

薄幸の姫様を異世界に連れてきたのは
絶対に恋してはいけない相手。姫様のガーディアン的な存在。

もうね、いいです。これ。最高。


……で、続きは?

1巻なので途中で終わってるんですけど、続編あるはずなんですが。
読みたい。とても読みたい。

ああああ、続きでないかなーーー続きーーー!!!
三部作らしいので、1巻だけだと正直おあずけなかんじです。
続きを!おねがいします!!!

ご興味があれば是非ご一読ください!


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